介護職の現場あるあるといえば?

介護職のあるあるといえば入れ歯でしょう。気がつけば入れ歯がなくなっていた、歯も入れ歯もないはずの人の口に何故か入れ歯がある、服のポケットに入れ歯がはいっていたなど、入れ歯の困ったエピソードはありがちです。どれだけきちんと管理したつもりでも、現場の経験が長い人なら一度は入れ歯の困った問題に当たったこともあるのではないでしょうか。
大騒動して、それでも見つかればいいですが、部屋にも食堂にも歯を磨くところにも、服の中にも車イスにもどこにもなかったらどうしたらいいのかといえば、範囲を広げて探すしかありません。分かりやすく言うと、その日出たゴミをひたすら探します。実際に介護に必要最低限の人数を残して、残りの職員総出でゴミをひっくり返して、ゴミの中から見つかったという話もあります。
他にも歯も入れ歯もない人が口をモゴモゴさせていて、変だなと感じた職員が口を覗いたら他人の入れ歯を入れていたというエピソードなんかもあります。まったくの他人が持っていってしまった場合は気付きにくく、結局見つからずに施設が弁償することもあります。とくに部分入れ歯だと無くなったらでてこないこともあります。
利用者のものを無くすなど、介護士にとって本当はあってはならないことです。しかし、入れ歯には名前を書くわけにはいかないですし、突飛な行動をする方も中にはいらっしゃいますから、どれだけきちんと管理をしたつもりでもこういったエピソードはなくならないですね。